【USオープン】錦織パワー負け

テニスのUSオープンでベスト8をめざした錦織圭は、残念ながらデル・ポトロにストレート負けを喫しました。ファーストセット序盤にいきなり3ゲームを連取したものの、これで相手のハートに火をつけてしまったのか、その後6ゲームを連取されてあっさり失うと、そのまま流れを引き戻すことなく敗れてしまいました。

試合後の記者会見では「体より頭が疲れていた」という趣旨の発言をしているようですが、フェレール戦で見せた深いグラウンドストロークや小気味良いネットプレーはあまり見られず、ショットも正確性を欠いていました。第4シードのフェレールとのフルセットを戦ったことで、心身ともに疲れ切っていたのだと思います。ツアーでの優勝経験があるとはいえ、これだけ注目を集める四大大会での連戦は、想像以上にハードなのでしょうね。

対戦相手のデル・ポトロは、198cmの長身から繰り出すパワフルなサーブで崩すタイプ。錦織はパワー面でも完敗でした。しかし、今大会の活躍が自信になるのは間違いないところ。女子もやや人材難に陥る中では、彼の今後の成長に大いに期待が集まることでしょう。