【bjリーグ】東京アパッチ・東地区2位

前節までまったく同じ勝ち数でイースタン・カンファレンスの2位争いをしていた東京アパッチ新潟アルビレックスBB。仙台の1位は確定で、東京と新潟でプレーオフ出場をかけたワイルドカードゲームを闘うことも決まっています。問題は、その開催地。一発勝負で2位チームのホーム開催なので、小千谷になるか代々木第2になるかは大きな違いです。

昨日は東京も新潟も勝ち、決着は今日に持ち越されました。昨日の東京アパッチは、城宝の効果的な3Pやヘリコのアリウープ2発などで、東京らしい勝ち方でした。しかし、対戦相手の大分ヒートデビルスも今日勝てばウェスタンのワイルドカードゲームに進出ですが、負けるとライジング福岡にその座を譲ってしまいます。

今日のゲーム、序盤は大分ペース。アンディ・エリスを中心にパワフルなバスケを展開し、前半を大分の10点リードで折り返します。しかし、大分は主力メンバーをフル回転させたこともあって、3Qまでにクリス・エアーが4つ、与那嶺が3つとファウルトラブルに見舞われます。

3Q終盤に東京が逆転。今日目立ったのは、ミドルポストからのショットを確実に決めたデミオンでした。それでも4Qはもつれにもつれ、残り7秒で大分エリスがFTを2本決めてオーバータイムへ。その延長開始早々に与那嶺が負傷退場、大分2点ビハインドの残り1分19秒でついにエアーがファウルアウトと流れは東京へ。この後いったん大分が逆転して1点リードの状況で、昨年東京に在籍した栗野がFTの2本めを外し、ニックがリバウンドを取るとヘリコが確実なドライブインで逆転して残り3秒7。60秒タイムアウトを経てエリスに託した大分ですが、ニックのブロックが炸裂して東京が1点差で逃げ切りました。

おそらく5,000人近く入ったであろう有明コロシアムの興奮は最高潮。MC Umeが新潟の敗戦を伝え、ワイルドカードゲームは東京・代々木第2での開催が決まりました。本当に手に汗握る好ゲームを見せてくれた両チームに拍手です。