【U22反町ジャパン】千葉合宿・順大戦

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午後から時間が空いたので、千葉県習志野市秋津サッカー場で開催されている北京オリンピックを目指すサッカーU22代表の合宿を見学してきました。今日は2時から、順天堂大学との練習試合でした。練習試合だけに一度ベンチに下がった選手を再度出場させるなど交代を多用しており、戦術チェックというよりは選手の見極めという色合いが強かったように思います。

ただ、この時期にこの状況で、まだ選手の見極めをやっているのが妥当なのだろうかという点は、大いに疑問です。特に前半は「チームで点を取ろう」というよりは「自分をアピールする」プレーが目立ち、攻撃がまったくかみ合っていませんでした。後半に入ると左サイドの本田圭佑と安田のコンビネーション、また梅崎の豊富な運動量と巧みなポジショニングでチャンスを作りますが、FWの力不足は明らかでした。結果はなんとスコアレスドロー反町監督もなんとなく元気がない印象で、このままでは予選突破はかなり不安が残ります。

一部報道では4トップとか6トップというような衝撃的な単語が踊っていましたが、今日の練習試合では基本的に2トップで、前後半とも残り5分で平山を投入して3トップにしていました。しかし平山のコンディションは最悪で、DFを背負ってのプレーにことごとく精度を欠いては彼の持ち味は出せません。動きがよかったのは李忠成と興梠ですが、なかなかフィニッシュまでは持ち込めません。一番得点の匂いがしたのは、梅崎のミドルだったように思います。上述した本田、安田の他には柏木、内田、青山直晃の動きがよかったですね。ケガ明けのGK西川(画像)はコーチングの声もよく出ており、危なげない出来でした。

僕の3列ほど後ろのスタンドでは、日本代表のオシム監督と加藤好男・GKコーチが並んで合宿をチェックしていました(画像)。ハーフタイムには報道陣やファンがオシムを取り囲むなど、その動きは注目を集めていました。オシムも今日の内容では、落胆したのではないでしょうか。