【NBA】ジャズ本拠で1勝

サンアントニオでの2戦ともに2Qの大崩れで落としていたジャズでしたが、この日は1Qから噛みあわない立ち上がりで8点のリードを許します。しかし鬼門の2Qで4点差まで詰めると、後は完全に流れを引き寄せ、結果は109-83での圧勝でした。スパーズは主力のダンカン、ジノビリ、パーカーの3人はそこそこのスタッツを残しましたが、バリーやジャック・ボーンらがショットが決まらない上に安易なプレーでチャンスをモノにできませんでしたね。

しかしながら、ジャズも決して良いチーム状態ではなかった。ウィリアムスとブーザー頼みの展開で、フィッシャーは終盤持ち直したものの、早々のファウルトラブルもあってあまり貢献できず。オクァーはさらにひどく、得点ゼロで5ファウルという散々な出来でした。スパーズのダンカンやオベルトもファウルトラブルで出場時間が短くならざるを得なかったことは、ジャズにとってはラッキーでした。

そんな中でジャズを救ったのはミルサップだと言ってよいでしょう。22分のプレーで8得点3スティ-ル、アシストとリバウンドも2つずつと、オクァーの不調を補って余りある活躍でした。スタッツ以上に、彼が好調だという事実が両チームの心理にもオクァーの不調を忘れさせる効果があったのではないでしょうか。

まだまだ安心はできませんが、ファイナル進出の光明も見えてきたような気がする勝利でした。