【NBA】ジャズ、レブロンに敗れる

ユタ・ジャズにとっては久しぶりのスカパー生中継だというのに、キャブスのレブロン・ジェームズの独壇場になってしまいました。序盤こそデロン・ウィリアムスとフィッシャーがうまくブーザーやオクァーを使って互角の戦いながら、3Q終盤にレブロンに火がついてからは、もう止められません。

前半までのレブロンはそれほど目立たず、どちらかというとグッデンに嫌なところでショットを決められていました。ところが3Q残り1分でマーシャルのパスを受けて目の覚めるようなドライビングダンクを決めると、さらに残り2秒で今度はアリウープ。これで完全にレブロンも乗ってしまったし、アリーナの雰囲気も確実に変わりました。さらには4Q立ち上がりに連続してレイアップを決めるし、その合間にはミルサップのショットを完璧にブロックまで。こうなったら、もうレブロンには手がつけられず、そのまま73-82でジャズは敗れました。

ブーザーはだいぶ調子が戻っていてデロンのパスも安定していますが、キリレンコはまだまだ本調子ではないし、オクァーは相変わらず不安定です。今の順位はウェスタン・カンファレンスの4位で、3位のスパーズは射程圏内ではありますが、今のチーム状態では難しいでしょう。5位に落ちてもプレーオフ初戦のカードは同じなので、なんとかこのあたりで持ちこたえてもらいたいものです。