【NBA】ナゲッツ自滅でジャズ快勝

オールスターに出場してしまったオクァーが腰を負傷で欠場したため、ただでさえサイズが小さいジャズのインサイドが不安でした。しかし、アラウージョが予想外に頑張ってくれたので、オクァーの不在を思い出す場面はあまりなかったです。それどころかキリレンコもブーザーもほとんどプレーさせなかったにも関わらず、ミルサップやハープリング、ギリセックでまったく問題のない試合展開でした。

ジャズは114-104で快勝でしたが、ナゲッツの出来の悪さが目立ちます。アイバーソンとアンソニーは、スタッツだけ見れば結果を残していますが、他に攻め手がない状況ではそれも当然。逆に、あそこまでボールが集まったにしまうから、ミスも起きます。チームで24のターンオーバーのうち、7つがアンソニーというのもうなずけるところです。

ナゲッツがトラベリングや3秒バイオレーションを連発して自滅する一方、ジャズはデロン・ウィリアムスが速い仕掛けから自分でカットインしたり、バウンドパスを通したりと遣り放題。イケイケの傾向になりかけるところをベテランのフィッシャーが抑え、攻撃を落ち着かせていました。ナゲッツの自滅も、実はそれを引き出したのはジャズの見事なディフェンス。ファウルを取られずに相手の動きを封じる「さじ加減」は、東京アパッチも見習ってほしいくらいです。

久しぶりのジャズ戦の中継でしたが、火曜日にもスカパーでレイカーズとの試合を中継してくれるので、この状態なら楽しみです!