【テイクザット】ビューティフル・ワールドで再始動

May師匠にお約束していたLostprophetsの1stアルバムは、ちょっと僕にはインパクトがなくてレビューを書けません(^^; 出来が悪いわけではなく、3rd→2nd→1stと遡ってきた僕にとっては「ああルーツはこうだったのね」で納得して終わりって感じです…

さて、今日は2枚新譜を仕入れましたが、そのうちの1枚がTake Thatの"Beautiful World"です。このグループは、90年代に一世を風靡したマンチェスター出身のいわゆる「ボーイズバンド」なのですが、僕はその時代にちょうど一番音楽から遠ざかっていたので、記憶にないんです。ショップでジャケットを見てピンときたから試聴してみると、よさそうだったので購入したというわけ。一度解散していた彼らですが、このアルバムで本格的に再始動です。

音の方は、過度に売れ線を意識しているわけでもなく、1枚通して心地よく聴けるタイプのアルバムです。最近のUKポップスに多いほんわかした軽いノリのラブソングではなく、ビートが効いていて、アレンジにも十分に気を使っている雰囲気がにじみ出ています。ただ#6"Shine"など、ところどころに90年代っぽいフレーズも残っていて、いかにもそこから進化した音楽という味が感じられますね。

ボーイズバンドといえばBackstreet Boysの名前が挙がりますが、彼らの最新アルバムのようにちょっと小難しい方向に迷い込んだ感じはなく、肩の力を抜いて自然体で演奏しています。昔の彼らをご存知の方には、比較してみると一層楽しめるでしょうね。僕が感じた90年代っぽさも、ぜひ探してみてください!

http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/take_that/