いよいよ今週末は、日本プロバスケの初代チャンピオンが決まります。土曜日のセミファイナルは大阪エヴェッサ（シーズン１位）対仙台89ers（４位）と新潟アルビレックス（２位）対東京アパッチ（３位）というカードになりました。順当に行けばエヴェッサが強いけど、アパッチも当たれば大爆発があるので、可能性はあると思っています。エヴェッサはテレビＣＭに起用されている波多野がいるとはいえ、ゲームでは外国人主体のチームで日本人のレギュラークラスは城宝くらい。アパッチはスリーポイント決定率のタイトルを取った青木康平や仲西といった日本人選手のプレーにも期待です。
さて、このプレーオフ、ホーム＆アウェイではなく一箇所集中開催には批判の声もあるようです。しかし、ホーム＆アウェイにすると６チーム全部が会場を全日程分押さえておかなければならないわけで、警備や運営のスタッフ手配も考えると今のチームには負担が大きすぎます。アパッチのホーム有明での開催が妥当かどうかは別としても、やむを得ない選択でしょう。
プレーオフのチケットは、すでに売り切れの券種も出ている模様。ただ、１日２試合なので、自分のひいきチームのでないゲームをどれだけの観客が見るかによって、スタンドには空きがでそうです。フジテレビ（決勝）やガオラ（全試合）での中継もあるので、盛り上げてファンの裾野を広げたいところですから、あまりガラガラにはしたくないですね。それから、スポンサー・エイベックスが抽選によるペア招待をやっているようで、オークションにはこれがタダ同然の価格で出回っています。こういう「無党派層」を引き込めるのか、「ＮＢＡの方がおもしろい」で終わってしまうのかが、来季の動員への鍵になりそうです。
