【書店】椅子は顧客サービスか

最近の大きい書店には、椅子が用意してあって購入・精算前でも座って本が読めるところがある。もともとはジュンク堂がはじめたみたいだけど、ブックファーストあたりも追随してるよね。でも、僕にとってこのサービスは、余計なモノ以外の何物でもありません。

だって、「買う気がない本を立ち読みさせて、その後に本当に欲しい人に売る」っていうのは、商売人としてどうなんだろうかと思う。先日、新宿ルミネのブックファーストでは本のページを開いたまま居眠りしているおばあさんがいたけど、一度ついたページのクセって、結構気になるんだよね。池袋のジュンク堂なんて、ただでさえ通路が狭いところに無理やり椅子を置いているから、邪魔で仕方がない(開店した頃の感想なので、すでに変わっているかも)。ジュンク堂ブックファーストも関西系の書店だっていうことは、何か共通点があるのかな?

こんな光景を僕がはじめて見たのは、シンガポールの「Border's」っていう書店。ここでは、子どもも大人も平気で床に座り込んで精算前の本を読んでいたので、椅子を置くのもうなずける気はした。単に「ゆったりと本を選んでもらおう」なんていう発想だとしたら、本当に購入する顧客の視点じゃないと思うんだけどな・・・