【MLB】スタジアムの楽しみ

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Hockey Dr.さんが、メジャーリーグ観戦の注目点として「メジャーリーグがお客さんを盛り上げるために何をするか?」を挙げているけど、このテーマはほんとにおもしろいよ。裏を返せば、アメリカ人はスタジアムで何に興奮・反応するかをウォッチするのが楽しいんだ。確かにスコアボードの使い方はうまいし、観客も定番の反応を持っている。

でも、僕がこの前観戦したワシントンDCは、モントリオール・エキスポスが移転してきた初年度。そのせいで、NBAでも定番の突撃ラッパや「幸せなら手を叩こう」での手拍子など、やってることは一緒なのにタイミングが悪かった(^^; 慣れた観客がリードしてもあまりついてこなかったり。でも、試合の山場で、例えばノーアウト満塁のピンチを先発投手のパターソンが無失点で切り抜けたときのスタンディングオベーションは見事でした。国家では起立した僕も、ここは乗り遅れてちょっと悔しい思い・・・

日本では「応援団」制度(?)があって、最近の野球やサッカーは違うけど、試合を見ないでスタンドの方を向いて応援をリードしている人がいるんだよね。お金払って(払ってない場合もあるけど)何してるの?ってとこだよね。

昔、Jリーグ2年目に横浜フリューゲルスのお抱えサポーターだったY氏が、応援を改革しようとアメリカに視察旅行に行ったらしい。その結果持ち込んだのが、NBAの「ドン・ドン(太鼓)ディーフェンス!」ってやつ。これを守備のセットプレーのときにやろうとしたんだけど、観客席からは自然発生的に「守れ、森!(レゲエこと森敦彦、懐かしいね)」が沸き起こってかき消された。やっぱり応援は統制されるものじゃないし、きっかけをどう作るかなんだろうね。