アメリカ人の常套句「Immediately」

ほんとにアメリカ人はこの単語が好きだ。「すぐにやれ」「今すぐだ」って、人の予定なんかお構いなし。だけど、忘れちゃいけないのは、できないならできないと告げて交渉すること。彼らは「すぐ」が自分の希望でしかないことも、ちゃんとわかっているんだ。こちらの都合を伝えれば、「じゃ明後日の昼までに」とか「自分でやるからいい」っていうことも多い。"Immediately"も"Right Now"も"ASAP(As soon as possible)"も全部一緒だから、あまり気にしない方がいいよ。

数ヶ月前、僕のデスクに英語の電話がかかってきて「すぐに(Immediately)ファイナンスのマネージャーにつないでくれ。自分はアメリカ本社(Headquarter in the USA)のサンディだ」と言う。でも、僕の会社でほんとに本社の人間はアメリカ本社なんて絶対に言わない。これは単にファイナンスのマネージャーを狙っているヘッドハンターで、最近グループ会社にもかなりかかっているらしい。

その前の職場では、僕の部下に電話がかかってきて「僕の名前を教えた」と聞いていた翌日に、その人から電話があり「転職しないか」と誘われたこともある。別に個人の評判じゃなくて、会社のネームバリューでサーチしてるだけなんだよね。変なヘッドハンターに引っ掛かるとレジメが業界中に流れて、データ管理の甘いエージェントから現在勤務している会社に情報が漏れちゃうこともあるので、ご用心!