ゴールデンウィークの根津美術館は、庭園の燕子花（かきつばた）が見ごろになります。一方館内には、国宝に指定されている尾形光琳の屏風絵「燕子花図屏風」が展示されていて、リアルな燕子花との競演を楽しめます。光琳の作品は、紫の花と緑の葉だけを描いていて、そのレイアウトの妙に魅せられるのです。ダイナミックというか思い切りがよいというか、とにかく鮮烈な印象を受けます。
もっと混雑しているかと思ったのですが、思ったほど混んではいなくて、連休にしては穴場感がありました。ただ、表参道はものすごい人出で、まっすぐ歩くことすら困難なほど。人気店の「カフェ・カイラ」や「アイスモンスター」の行列はかなりのものでした。
