【アジア最終予選】サウジアラビア戦

世代交代が必要だった。香川も本田もピークアウトしていることは明らかであり、岡崎もややパフォーマンスを落としていたからだ。その意味で、このゲームで大迫と原口がよいアウトプットを出したことは、ハリルホジッチにとっての大きな成果だろう。願わくば2点差をつけたままクローズしたかったところだが、まだ得失点差で一喜一憂しなくてもよい。

攻撃の形としては、大迫がポストとなってボールが収まり、清武が前を向いて仕掛けることでチャンスを作れていた。久保ももう少し見たかったとは思うが、本田も決して悪くはなかっただけに交代に文句はない。気になったといえば、サイドからのクロスに可能性を感じられなかったことだろうか。

オーストラリアはタイとドローで後退した。最終節は2017年9月なので、まだまだ戦いは続く。その間に好不調もあるだろうし、選手の入れ替えもあるだろう。僕は本大会よりも予選のほうがおもしろいと思っているので、あと10ヶ月じっくりと楽しませてもらおう。