【映画】アイリス・アプフェル

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Facebookで友人が紹介していた映画「アイリス・アプフェル(原題:Iris)」を、有楽町の角川シネマで鑑賞。ドキュメンタリーの主人公アイリスは、94歳のニューヨーカーにしてファッション・コレクターの豪快なおばあちゃん。彼女のセンスは僕とはまったく違っていて、僕には彼女のセンスが良いとは思えないけれど、あのスタイルを貫いている生き方は身近なものを感じた。アイリスのライフスタイルは、平たく言えば「とてもかっこよい」。

作品の中で彼女が語ったことに「子供を持たずにキャリアと旅行を選んだ」という選択があるが、これにも共感する。時間やパッションには限りがあるから、打ち込もうと思ったら対象を絞った方がよい。その選択によって後悔することもあるけれど、犠牲にするものがあるからこそ思いを注ぎ込めるものもできるのだ。

ご主人のカールは100歳。数十年後にカールとアイリスみたいな夫婦になれたらいいけど、それまで生きていることは難しそうだ。それでも、老け込んでしまうのではなく興味のあることに時間を使えたら、生への執着も強くなることだろう。