【大分―群馬】15,000人への返礼

「大分総力戦」という企画までが、台風の影響で無に帰してしまうかと思われた今週末。台風もなんとか逸れ、試合結果も内容も「総力戦」と称して15,000人のサポーターを呼び込んだことに耐えうるものだった。いろいろな意味で、これを今季の流れを変える象徴にしてくれればよい。

最近の好調は、メンバーを固定していることと無関係ではない。西がサイドを突破したときに、どこにポジションを取ればよいか。高松にボールが入ったときに、どう対処すればよいか。それらが、少しずつではあるが、形になってきている。DFラインを高く保つことも、ずいぶんそれらしくなってきたではないか。


大分 2-0 群馬(得点:高松、為田)

<GK>
上福元 :6  DFとの連携は課題

<DF>
山口  :6.5 何か起きそうなクロス
鈴木  :6.5 ライン操作が安定
若狭  :6  ゴールを無理に狙わなくてよい
安川  :5  左サイドが活きてこない

<MF>
松本昌 :6.5 攻め上がりよし
兵働  :6  ファウル多いのは気がかり
為田  :6.5 終盤のキープが雑
西   :7  前半消えるも後半爆発

<FW>
高松  :6.5 孤立気味もセットプレーでゴール
三平  :6  つなぎに徹す

<SUB>
伊佐  :5.5 前線からの守備要員
ダニエル:6.5 高さと奪取能力で貢献
松本怜 :6  持ち味は出た

<監督>
柳田  :6.5 逃げ切るオプションも確立

京都と岐阜が敗れたため、これで20位に浮上する。下位チームの勝ち点が伸び始めているので、ここ数試合は大切だ。福岡、愛媛、京都に対して勝ち点7の目標が妥当だろう。若手や出場機会のない選手に気を遣う余裕などない。