【横山大観記念館】不忍池畔の庭園

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不忍池畔にある横山大観記念館は、大観が住み、作品を制作していた家屋を保存したもの。大通りに面していますが、門を一歩入ると静謐な雰囲気に満たされています。炎天下の木造家屋ですが、室内は空調が効いており、鑑賞はとても快適で助かりました。

作品も、「月下逍遥」や「月見布袋」のようなしっとりしたものが多く、中国風の題材でありながらも日本人が好きな取り合わせで共感できてしまうのです。また、記念館の庭園や二階から臨む不忍池の借景が醸し出す雰囲気が、90年前にタイムスリップしたような感覚にしてくれます。ここは都内とは思えない、異空間でした。