負けなかったことで安心してしまう昨今だが、大分トリニータが現在置かれたポジションは予断を許さない。負傷明けの三平が必死にファイトする傍らで、安川のようにボールを追えない選手もいる。前節できていた距離感はもう失われ、以前の点が取れないスタイルに戻ってしまった。
イージーな失点をまたしても繰り返したGK武田を主将に据えなければならないほど、若手に依存するのは正しいのだろうか。今節も、前半の終盤からは松本昌也のところでタメが作れる時間帯になっていたが、それができない時間も長すぎた。兵頭やダニエルは最初から使うコンディションにないのだろうか。
柳田監督代行は、つなぎの期間に若手にチャンスを与えようとしているように見える。しかし、そんな余裕はない。勝ち点をひとつでも落としてはいけないのだ。
