【映画】イミテーション・ゲーム

ポートランドに向かうデルタの機内で「イミテーション・ゲーム」を見たのですが、無料でくれるイヤホンの感度が最悪で、音声がまともに聞こえません。しかも英語音声だったので、意味がほとんど聞き取れなかったのが残念でした。帰国便では自前のiPhone用のイヤホンを使ったら、驚くくらいクリアに聞こえました…
 
この作品は良くも悪くも、ベネディクト・カンバーバッチの色が過剰に出ています。コンピューターの生みの親と言われるアラン・チューリングの独特な人物像にはマッチしているようにも思いますが、映画の主人公としては感情移入しにくく、集中力を持続するのが難しかったです。史実を端折っているためか、個々の場面の描き方が浅かったようにも思います。
 
一番の違和感は、暗号解読チームというと暗いイメージのオタク集団であるにも関わらず、キーラ・ナイトレイが華やか過ぎるところ。美しきヒロインを登場させるのは映画の定番ではありますが、作品としての一貫性というか統一感にはマイナスだったのではないでしょうか。