【ポートランド旅行記】ポートランド美術館

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宿泊先のヒルトンから近いポートランド美術館。ちょうど、「イタリアンスタイル」というファッションの企画展を開催していました。戦時中はムッソリーニがファッションを統制したために、戦後は反発するように華やかなファッションが花開いたようです。企画展に来場しているのは、ハイソな感じの女性ばかりでした。

常設は、ヨーロッパ美術についてはイマイチでしたが、日本を含むアジア美術がとても充実していて驚きました。棟方志功をはじめとする近代のものから、仏像などの古いものまで。有名なものではないのですが、作風や時代をよく表した秀逸な作品ばかりでした。高麗青磁やイラン絵画も見応えがあり、アメリカ大陸にいる実感がなくなったほどです。

また、別の企画展として、デビッド・ホックニーが舞台装飾を制作したストラヴィンスキーのオペラ「THE RAKE'S PROGRESS(放蕩児の遍歴)」に関する展示もありました。ポートランドオペラがこの作品を6月に上演するそうで、音楽と美術が手を組んだ企画は素晴らしいですね。