たまに反省したかのような采配をするゲームがあるからまだ我慢しているが、大分の監督の学習能力のなさは図抜けている。かわいくて仕方のない西を活かそうとして、前にスペースのあるサイドバックにコンバートしながら、そこでも使いきれずに再び中盤に戻してしまう。そして、もうひとりの子飼いである木村は、局面を打開するタイプでもないのに最後の交代カードで起用する。
確かに今日の展開では木島は使いにくいが、それならなぜ控えに田中や伊佐を入れないのか。もともと攻撃陣の駒が薄いところにチェ・ジョンハンの退団があったのだから、何か手を打ってくれなくては困るのだ。攻撃陣で一番出来の悪かった風間だけ代えなかったことも、意味不明でしかない。
群馬 ２－１ 大分（得点：青木、ダニエル・ロビーニョ／伊藤）
＜ＧＫ＞
武田 :5.5 もう少し指示できないのか
＜ＤＦ＞
岩武 :5.5 攻撃が物足りない
阪田 :5.5 やや後手に回る
高木 :5 オフサイド取れず
安川 :5.5 攻め少なく、クロス精度欠く
＜ＭＦ＞
末吉 :5 サイドチェンジ遅い
伊藤 :6 もう少し前で絡みたい
松本昌 :6 前への意識高い
西 :5 突破見られず
風間 :4.5 周囲が見えていない
＜ＦＷ＞
後藤 :5 空回り
＜ＳＵＢ＞
高松 :6 存在感見せるも結果出ず
為田 :5.5 途中出場の運動量ではない
木村 :4 役割が不明確
＜監督＞
田坂 :4.5 アウェーは勝つ気が見えない
ワールドカップの日本代表にも通じるのだが、近い距離でパスを回して局面が打開できなければ、速いサイドチェンジが有効だ。それなのに、日本代表も大分も手数をかけすぎて、逆サイドに展開するには最終ラインまで下げるシーンが見られる。これではチャンスなど生まれるはずもない。
