【ニュージーランド戦】マッチメイクの意義は?

序盤に立て続けに点が入ってしまったことで試合の興味も失われたし、リーグ開幕直後のこの時期にメッチメイクした意義も薄れてしまった。「さよなら国立」というイベントの一環と考えれば、無駄ではなかったという程度だ。森重のヘッドは素晴らしかったが、その直後の岡崎の2点目を見れば見るほどニュージーランドGKのスキル不足が感じられる。そんな相手に追加点が奪えず、2失点したことは大きな課題だ。

香川はPKで何とか最低限の結果を残したが、本田は独りよがりな悪い面を出す展開になってしまい、評価を明らかに下げた。そんな状況でピッチに立ったサブの選手たちには気の毒だったと言えよう。さらには主審の交代という前代未聞ともいえるアクシデントが、この試合の締まらなさを助長した。日本代表が得たものは何だったのか、僕には答えられない。

ワールドカップ本選までに、残すは5月のキプロス戦のみ。準備態勢が万全とはとても言えない。これがザッケローニの問題でないことは明らかだ。