【映画】怪盗グルーのミニオン危機一発

シカゴに向かうJALの機内で見た「怪盗グルーのミニオン危機一発」は、前作よりも魅力的な仕上がりでした。笑福亭鶴瓶の吹き替えが相変わらずくどかったものの、養子のマーゴ、イディス、アグネスの三姉妹の表情はとてもキュートだし、中島美嘉が声を担当したルーシー・ワイルドのキャラクターの善人か悪人かわからない仕立ても良いアクセントになっていました。

タイトルにフィーチャーされているのはバナナが大好物の謎の黄色い生物「ミニオン」ですが、存在感はあまり感じませんね。それほどに、女性キャラクターたちが効果的に描かれていると思います。原題は「Despicable Me 2」なので、「見下げ果てたオレ」というような意味。鶴瓶の起用は、このあたりにあるのでしょうか。作品としてはグルーの嫌味はかなり薄まっているので、全然「Despicable」ではなく、よき養父として描かれています。そこが、この作品の魅力ですね。

ただ、ストーリーは幼稚なレベルだし、かなり無理があります。ストーリーそのものには期待せずに、キャラクターの魅力を追っていた方が満足できそうです。ちなみに「危機一髪」ではなく「危機一発」で正しい表記ですよ。

http://www.geneonuniversal.jp/movie/sp/despicableme2/