【大分-川崎】ホーム0勝で終戦

今日の内容なら監督批判はしないし、選手たちは「よくやった」と思える。開幕直後の国立競技場での川崎戦の方が、もったいないドローだった。今日は、現有戦力としては精一杯戦ったと思うし、これ以上は運でしかなかったはずだ。

しかし、運も重要だ。レナトと対して十分勝負できていた土岐田を負傷で失い、左サイドの若狭を右に回してからはザル同然になった。後半のペースダウンは、明らかにこれが問題なのだ。ロドリゴ・マンシャの交代がなければ深谷を投入することも可能だったのだろうが、2枚代えた後でのDF交代はあり得なかった。

強いて言うなら、最後のカードは森島ではなく後藤でもよかったと思う。ただ、今節は明らかに「今のベストメンバーで勝利を」という姿勢が見えた。それも、今日の内容でなら納得できる。田坂和昭が今季の自らの失策を認めて反省するのなら、来季も委ねることを否定しなくてもよいのかもしれないと思い始めている。

いずれにしても、「ホームでリーグ戦の勝利なし」という結果の責任は重い。青野社長と柳田強化担当取締役がどう責任を取るか。それに注目したい。