【パリ・インドア】錦織がツォンガ破る

ATPマスターズ1000の最終戦、パリ・インドアの1回戦で地元フランスのベネトーに勝って2回戦に進出していた錦織圭が、同じくフランスのツォンガと対戦しました。第1セットは1-6と一方的な内容でしたが、錦織以上にツォンガの足の具合が思わしくなかった模様。第2セットはタイブレークにもつれ込んで、結局錦織が物にします。

ストローク戦の内容を見ても、正直なところ「お互いに冴えない」印象。ボンゴのようなジャンベのような太鼓まで持ち込んだ地元の熱狂的な声援も、逆にツォンガを空回りさせてしまったのかもしれません。第3セットも接戦でタイブレークへ。足の痛みが増してきたツォンガでしたが、意地で打ち込んできます。しかし、2本連続のサービスエースで錦織がマッチポイントを握ると、最後はツォンガのダブルフォルトで試合は終わりました。

2時間27分という長丁場を戦った錦織は、次戦もフランス人との対決となるガスケと当たります。ランキングが19位まで下がってしまった錦織にしてみれば、簡単に引き下がれない大会。体調万全とはいかないでしょうが、3回戦も期待したいところです。