【出光美術館】文字の力・書のチカラ

ミュージカル「アメリカン・イディオット」の当日券を確保してから開場まで時間があったので、徒歩2分ほどの場所にある出光美術館で「文字の力・書のチカラ」を鑑賞しました。僕にとっては珍しい書の展覧会で、残念ながら深く語れるほど書についての知識はないのですが、それなりに得るものがありました。

展示されている書の素晴らしさがいかほどのものかという視点ではなく、文字というものについて思いを巡らせてみたのです。その結果、漢字もかなも、筆で書く前提のフォルムなのだということを再認識しました。今は「フォント」という形でお目にかかることが多いけれど、「はね」とか「とめ」のような要素も本来は重要だったはずです。象形文字の流れからみて、漢字もかなも究極まで様式化されたイラストなのだとしたら、メールで使う絵文字やLINEのスタンプも意味合いはまったく一緒ですよね。

僕の場合、仕事でそういった「文化」に関わっているという意味からも、この展覧会で文字を見つめ直したことで、いろいろと気づきがありました。こういう体験も、時には必要ですね。

http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html