WOWOWで放送された「アメージング・スパイダーマン」を録画して見ました。スパイダーマンはヒーロー物としては異端で、「かっこよくて無敵のヒーロー」ではなく、ちょっとした能力を持っていながら使いこなせずに悩むストーリーですね。日本でいえば仮面ライダーではなく、パーマンやドラえもんみたいな路線に近いのかもしれません。
本作では高校時代のピーター・パーカーが描かれ、これまでのシリーズよりも昔の時代が舞台です。高校生が主人公とはいえ、スーツが手縫いなのは身近な感じがしますよね。高校生活の描写はいかにもありがちなもので、ハリーポッターでいうならマルフォイやハイマイオニー的なキャラクターも登場します。「ハーマイオニー」とはヒロイン役のグウェンですが、撮影時で23歳というだけあって、高校生らしくない大人びた雰囲気。これはまるで「GLEE」か「Rookies」の高校生のようです。このあたりは割り切って見るしかないのでしょう。
展開もミエミエではありますが、それでも楽しめてしまうのは正統派な勧善懲悪だから。ラストで暗示されていた続編も撮影が進行しているようなので、来年の公開が楽しみです。
http://bd-dvd.sonypictures.jp/amazing-spiderman/
