【コンフェデ】ブラジルに完敗

早朝にタイマーをセットして眠い目をこすりながら見た、コンフェデレーションズカップ開幕戦のブラジル-日本。開始3分で勝敗の興味がなくなってしまうとは思っていなかった。左サイドからのマルセロのクロスをフレッジが落とし、ネイマールがここしかないコースにミドルを決めて先制。前回のミドルシュートでやられているのだから、DFはもっと寄せなければいけないところではあるが… そんなことを指摘する意味すらないくらいの、絶妙なシュートだった。

ザッケローニは両サイドに裏を狙わせることでチャンスを作ろうとしていたようだが、サイドからの攻撃はほとんど機能しなかった。もしかしたら「サイド攻撃」は「釣り」で、実は中央突破を狙っていたのかもしれない。岡崎と本田を真ん中に揃えたところに、その可能性を感じるのだ。それにしても本田がキープできず、香川もサイドで詰まってしまう状況ではどうしようもない。ミスを繰り返していた清武も、中盤でリズムを作れていなかった遠藤も、交代はやむを得なかった。

アディショナルタイムの3点目がなければ、まだ傷は浅かった。しかし、あの完璧な崩しで失点してしまったことは、選手の意識に深く残ったはずだ。それが今後の戦い、さらにはワールドカップにつながってゆくとすれば「ケガの功名」と呼べるのだが…