大分はいつものようにポゼッションができず、カウンターに賭ける展開。しかし前線へのフィードは正確性を欠き、森島にボールが収まってもとんでもない方向にパスを出してしまう。守備も相変わらずサイドからのクロスに対応できておらず、とくに左サイドに入ったチェ・ジョンハンが下がり気味ながら、守備のスキルは不安だらけだった。
それでも、大分が勝ったのは執念の差だろう。先制点の木島のチェイシング、2点目の為田の詰めはもちろん、CKからの石神のゴールもゴール前の密集での大分の意地が勝っていた。攻守に効いていたのは、丸谷だ。彼の巧みなボール奪取や前線への飛び出しがなければ、流れをつかみことすらできなかったはずだ。試合が終わった後、「大分からの使者」に合わせて為田、若狭と一緒に踊っていた丸谷が頼もしかった。
町田 １－３ 大分（得点：幸野／木島、為田、石神）
＜ＧＫ＞
清水 :6 失点はやむなし
＜ＤＦ＞
松原 :5.5 しつこいDF見せるもポジション重なる
阪田 :6 今日は無難にまとめた
石神 :6 不振だったセットプレーからゴール
＜ＭＦ＞
三平 :5.5 守備面では不安
為田 :6.5 攻守に貢献し、ゴールも
村井 :5.5 役割が明確でない
丸谷 :7 攻守にMVP級の大活躍
チェ :5.5 守備の意識高いが、スキル伴わずい
＜ＦＷ＞
木島 :6.5 前線からのチェイシング光る
森島 :4 ポストになれずパスミス重ねる
＜ＳＵＢ＞
宮沢 :6 この年齢で守備に開眼
作田 :5.5 破綻なく対応も物足りない
若狭 :5.5 可能性は感じさせる
＜監督＞
田坂 :5.5 交代策が消極的
今日は野津田の町田市立陸上競技場で観戦したが、これでJ2ライセンスが出たことが不思議なほど。スタジアムの導線の悪さは群を抜いているし、何よりもアクセスの悪さが致命的。神奈川中央交通が直通バスを運行しているものの、3台が鶴川駅に向かってしまうと20分以上戻ってこない。バス停まで遠いアウェイサポーターは待つしかないが、3,000人でこの有様なら、もっと動員できたらどうなってしまうのだろうか。
