【21_21 DESIGN SIGHT】アーヴィング・ペンと三宅一生展

モードと写真、そして映像のコラボ。「アーヴィング・ペンと三宅一生展」は、六本木の東京ミッドタウンのガーデンにある「21_21 DESIGN SIGHT」で4/8まで開催されています。雨の降る東京ミッドタウンは人影も少なく、この展覧会も落ち着いて鑑賞することができました。来場者は欧米人も多く、また三宅一生の作り出す世界観の影響もあって、パリよりもパリらしい雰囲気でした。

パリで感じる原色系のはっきりとしたコントラスト。それをスタイリッシュに仕上げた三宅一生のモードを、忠実かつ鮮明に写し取ったペン。上質でワクワクするような空間が、そこにありました。ディレクターの北村みどりが「三宅は声にはならない言葉をペンさんに投げかけ、ペンさんはそれを受けとめてくださる。絶妙な呼吸でコミュニケーションが成り立つ」と語っているように、まさにコラボレーションなのでしょう。

気軽に立ち寄るには敷居の高い展覧会ではありますが、自分の感性を錆びつかせないためにも、訪れてよかったと思えます。

http://www.2121designsight.jp/program/visual_dialogue/index.html