【パリ旅行記】リヨン美術館

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パリからリヨンへ日帰りした際に立ち寄ったリヨン美術館は、正式名称では「Musee des Beaux Arts de Lyon」。英語にすると「Lyon Museum of Fine Art」なので、ボストン美術館(Museum of Fine Art)と同じですね。チケットカウンターで"Un billet de collection, s'il vous plait!(常設展のチケットを1枚ください)"と言ったのにうまく伝わらず、「企画展か常設か」をしつこく確認されてしまいました。

チケットをどうにか手に入れて、時間がないので一直線に絵画のコーナーへ。ところが係員に「このエリアは2時から」と言われました。この時点で12:40なので、2時まで待つことはありえません。困ったものの、冷静にパンフを読み直してみると、彼女が止めているのはこのフロアの奥の部分だろうと思い当たったので、"Is upstairs OK?"と尋ねてみたら、無事OKでした。

ルネサンス風の宗教画も多かったのですが、展示の終盤に来てモネの「エトルタの荒海」やコローの「アトリエ」あたりからワクワクさせられます。ルノワールやシュザンヌ・ヴァラドンの作品はいかにもフランスらしいもので、マティスの「白い服を着た若い女、赤い背景」も質の高さが印象的でした。一番印象に残ったのは、ジャック・エミール・ブランシュが室内で振り返る女性を描いた作品(画像)で、フェルメールのような採光の表現が鮮やかでした。

元は修道院だったという建物も趣があって、静かな中庭では子どもたちが遊んでいたりお年寄りが本を読んでいたりと、幸せな光景を垣間見せてくれました。

http://www.mba-lyon.fr/mba/sections/languages/japanese/museum/museum_lyon