ややピークは過ぎたものの、鎌倉の紅葉はまだまだ見頃でした。人出が多い日は、北鎌倉駅の改札を通過するのにも一苦労なのですが、今日は午後から出掛けたせいか思ったほど人が多くなく、ゆったりと紅葉を楽しめました。
まずは、駅に近い円覚寺から。一面の紅葉というほどではないけれど、点在する紅や黄が緑や木造建築にはとてもよく合います。境内に向かう石段のあたりの紅葉が、ちょうど西日に照らされているのが、上の画像ですが、日光に映えていて美しかったです。
続いては明月院です。小川に沿った細い道をたどって明月院に向かうと、道すがらに葉祥明美術館やカフェがありますが、そんな中に真っ赤な紅葉があったりして雰囲気を醸しだしています。こちらの目玉は、窓越しに見える庭園。丸く切り取られた景色が、日本的な箱庭のような世界ですね。
そこから横須賀線の線路を越えて、「縁切り寺」として知られる東慶寺へ。こちらは紅葉はそれほど期待できないものの、谷間に作られた独特の環境が好きなのです。ここの墓地に眠る人たちは幸せだろうなと思えるほど、静寂と生命感にあふれたロケーションなのです。「場の力」を感じるということなのかもしれません。