【ソルト】アンジーのPV?

アンジェリーナ・ジョリーが演じるスパイのアクションシーンが強く印象に残る「ソルト」ですが、ストーリーに仕組まれたトラップを理解しようと思うと面倒くさくなってしまい、純粋に映画の面白さに集中できません。アンジーが実はロシア側なのかアメリカ側なのかにも興味は惹かれるけれど、ただひたすらアンジーの派手なアクションを追う方が楽しめるような気がしました。

「かっこいい」役柄は、ほぼ100%アンジーが独占しているので、まるで彼女のPVを見ているようでもあります。素手や銃を用いての対決シーンも見応えがありますが、エレベーターを追って空間を飛び降りてゆくシーンやカーチェイスもシーンなど、3次元の動きの撮り方にうまさを感じます。

そして気になるのは、ラストの部分。いかにも続編があることを匂わせているだけに、女優版ボーン・シリーズのような人気作に仕立てて欲しいものです。その意味では、仮想敵国=ロシアという設定は古臭さを感じてしまうのですが…

http://bd-dvd.sonypictures.jp/salt/