【訃報】大沢啓二氏を悼む

母が東映フライヤーズのファンだった影響で、高校生くらいまでは日本ハムファイターズを応援していました。弱いチームでしたが、大沢親分が監督を務めていた時代に念願のリーグ優勝を果たします。当時の主力は島田誠、古屋、高代といった小兵選手やクルーズ、ソレイタ、柏原といったひとクセある選手たち。巨人との日本シリーズで、全試合後楽園球場という開催でした。最後のバッター五十嵐が、江川にピッチャーフライに打ち取られた映像を、今も覚えています。

それ以降、常務に就任したり現場復帰したり、ずっとファイターズとともに歩んできた印象の大沢氏。トレードマークの黒いサングラスは、記憶が定かではないのですが、実用性のためだという話を聞いたような気がします。バランス感覚あふれるコメントで皆が納得する「喝」「あっぱれ」というコメントを出していた大沢氏は、一方的な価値観でトラブルを起こしている張本氏とは器が違います。

そんな大沢啓二氏が、胆のうガンで急死されたとの訃報に驚いています。ファイターズがクライマックスシリーズに進めなかったことは、最後の悔いになってしまったのではないかと思うと残念です。大沢氏のご冥福をお祈りします。