【伊豆ダイビング】川奈・南尾竜

6月12日(土)の2本目は、3つある夏季限定ポイントのひとつ「南尾竜(みなみおりょう)」です。ここのウリはトビエイの群れなのですが、それには少し時期が早かったようです。それでも、信じられないくらいの魚影の濃さには大満足でした。川奈港から漁船に乗って約15分、川奈ゴルフ場の先まで遠征します。

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#2: 南尾竜 / 水温23℃ 透明度10-15m 最大深度22.5m 潜水時間43分

隠れ根の先端付近まで移動すると、そこには群れ、群れ、群れ。スカシテンジクダイやタカベの子ども、クロホシイシモチなど何種類もの魚群が、正真正銘360°僕たちダイバーの周囲を取り囲みます。よく海外のポイントのキャッチコピーに「360°魚群に囲まれることも夢ではない」と書いてありますが、海外まで行かなくても川奈で十分なのです。

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それに、川奈でだってクマノミにも会えちゃうのです。ガイドの泉さんのお話では、今年はクマノミの数が多いそうです。イソギンチャクに潜むクマノミを見ると、もっと南の暖かい海にいるような気になってしまいますね。

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こちらは、ミヤコウミウシ。伊豆の海としては最大級とのことです。他にも特大のヒトデやカゴカキダイ、ハタ、ハナダイの仲間、サラサエビウツボなどに会うことができました。群れだけでもかなりお腹いっぱいですけどね。

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そして、これが謎の生物「オオサルパ」。ホヤの仲間で、一見クラゲのようにも見えますが、実はこの外殻は硬いのです。まるでプラスチックの卵パックが浮遊しているみたいでした。僕はこの1本がオーバーウェイトで体力を使った上に、エアの消費を気にして酸欠による頭痛まで。最後は酔ったような症状になり散々でした。適正ウェイトの見極めって、難しいですね…