【NBAプレーオフ】ユタ・ジャズ惜敗

Utah Jazz 110 - 111 Los Angeles Lakers

勝てた試合ではあった。ジャズは1Qから飛ばしていたので、おそらく3Qあたりで追いつかれることは想定していたし、キリレンコが使えた、そしてコーバーが絶好調だったことで競り合いが予想された。そして、終盤のシーソーゲーム。息をつかせぬ展開の中、コーバーとアーテストの3Pがカギを握るかと思われた。

最後の最後、ここで決めたい場面で、こういうときにはいつものことなのだがブーザーが決められない。決められない以前のボールが手につかない。そして、なんとしても決めたかった3Pをマシューズが外す。これもあえて「マシューズなら打たせてもよい」というレイカーズの戦術が見受けられた。Jスポーツ実況の久保田光彦は、ルーキーであることを理由にマシューズをかばう発言を繰り返したが、そうは言ってもNBAプレーオフで起用される選手だ。「マシューズのせいで負けた」と言い切る方が、彼への敬意になるはずではないか。

土壇場で逆転されたものの、レイカーズのミスからラストチャンスをつかむジャズ。しかし、デロン・ウィリアムスが残り2秒で放ったショットは左に外れ、そこにマシューズが飛び込みタップ。この時点で残り1秒だったが、このタップも外れてしまった。戦力不足の中ではよくやっているジャズだが、これでかなり厳しくなったのは事実だろう。