【ダイビング】深→浅が原則なのに

ダイビングの世界では、2本潜る場合には1本目に深いポイント、2本目に浅いポイントと回ることが原則です。ところがある方のブログに、バリのとあるショップがその逆の「浅→深」というダイビングをしていて不可解だったと書かれていました。その記事のコメントに、「深→浅にしなければならない科学的根拠はない」と雑誌に書かれていたという指摘もあり、難しい問題なんだと思います。

ところで、1本のダイビングの中では最初に深いところまで潜降し、徐々に浅い方に移動することも常識になっています。これは、減圧症を避けるためには必要なことだと思います。しかし、グレートバリアリーフで潜ったとき、これとは違う動きをして不信感を持ったことを思い出しました。

このときのダイブコンピューターのログを見ると、まず3分ほどで9.8mまで潜降して、そこから5分かけて7m前後まで上昇、さらに10分間で3mまで上がってきています。このまま終わるのであれば普通のダイビングですが、それから10分で最大深度の11.3mまで再び降下し4.7mまで浮上したかと思ったら、再度7.7mまで降下と最後までアップダウンを繰り返しました。4.7mまで浮上したところでは、流れもあったので初心者の女性が水面まで浮上してしまったり…

基本通りやってくれないと、ゲストとしては不安になるし、上記の女性のように本当に危険な目に遭ってしまう可能性もあります。ダイビングというアクティビティ自体が潜在的な危険を持っているだけに、ショップの選択には慎重にならないといけないということを、あらためて強く感じました。