【世界陸上】マラソン日本復活

昨日の男子マラソン佐藤敦之が6位入賞を果たしたのに続いて、女子マラソンでは尾崎好美が銀メダルと、マラソンは低迷を脱しつつあるように見えます。スパートについていけなくて順位を落とした結果ではなく、佐藤は追い上げて順位を上げ、尾崎は仕掛けに仕掛けてのメダル。見ていて爽快感の残る内容だったと言えるのではないでしょうか。

しかし、残念なのはTBSの実況。僕は以前からTBSのサッカー中継のレベルの低さに苦言を呈し続けてきましたが、今回のマラソン中継も散々なものでした。もともと世界陸上は、織田裕二の不要なテンションと軽すぎるリアクションに辟易していました。それに加えて、女子マラソン実況の椎名アナはあまり役に立たない情報をしゃべり過ぎる上に、解説の増田明美高橋尚子が興味深いコメントをしようとするとそれを遮ります。

男子の実況を担当した土井アナに至っては、解説の瀬古利彦が専門用語を使うと言い換えて説明を求めるくせに、自分は「腰が落ちた」などと視聴者がわかりそうもない用語を平気で使っていました。TBSのスポーツは、とにかく無音状態を一瞬でも減らしたいかのようにしゃべりまくります。フジのように、沈黙でプレーに注目させるような技術こそ、スポーツを楽しませる秘訣だと思うのですが。