【新潟-大分】たどり着いた出口

基本的には内容を確認できていない試合のレビューは書かないのだが、この試合については書かないわけにはいかない。リーグ戦での京都戦以来、3ヶ月ぶりの勝ち星だった。退場者、負傷者が相次ぎ、ベストメンバーが組めなかった。そんな中でのナビスコカップでは、シャムスカは若手を積極的に起用してチームの底上げを図ってきた。

この試合でも清武、小手川と井上を起用した。それでも結果を残したのは梅田とエジミウソン。苦しい時代を知るベテランが追い詰められたアウェイの地で結果を残したことは、決して偶然ではないだろう。小林宏之を昨年同様のゲームクローザーに戻し、坪内を固定しつつある。若手偏重でもベテラン重視でもなく、チャンスは誰にでもあることを徹底しているように思えるのだ。

いよいよ来週、リーグ戦が再開する。森重と金崎を戻した布陣に、ウェズレイエジミウソンが名を連ねるだろう。深谷の再離脱は痛いが、ここで勢いをつけてくれればと思う。まだ完了していない補強については、安貞桓と結城の名前が挙がっているようだ。ベストではなくても、現状にプラスアルファがあるのであれば、大歓迎なのだが…