【bjリーグ】08-09シーズン展望

先週開幕し、今週で全チームが出揃った今シーズンのbjリーグ。注目は、何と言っても新加入の浜松・東三河フェニックスでしょう。昨季までOSGとして日本リーグに参戦していたフェニックスは、リーグにとって初めての「転籍」を受け付けた形になりました。bjの登録選手は日本代表に選出されないため、川村が栃木に移籍してしまいましたが、当然とはいえ残念でした。

そのフェニックスは、中国から236cmの孫明明を獲得。さらに昨季は福岡でプレーしていたマイケル・ガーデナーとジョシュ・ペッパーズ、大分にいたアンディ・エリスらアジア以外の選手を4人と中国から陳、韓国からも2選手を獲得しました。bjはサラリーキャップ制によって資金による戦力差をつけないようにしていますが、ここまで外国籍選手を確保したケースはありません。開幕前に急遽、「コート上に日本人を最低1人プレーさせなければならない」というルールを加えたのは、明らかにフェニックスのこの補強にあわてたのでしょう。

さて、そのフェニックスですが、土曜日は仙台に快勝したものの、日曜日は競り負けました。孫はそれほど際立ったスタッツを残せず、エリスとガーデナーにかなり依存しています。東地区は呉屋の抜けた富山が相変わらず苦戦している以外は、戦力的には拮抗しているようです。そして西地区は、戦力を大幅に入れ替えてKBLとのプレシーズンで苦戦していた大阪が開幕に合わせてきて、高松も想定以上に建て直してきています。まだ序盤ですが、ここで流れに乗れないチームは苦労しそうなので、どのチームがスタートダッシュに成功するのか注目ですね。