【NHL】レッドウィングス優勝

デトロイト・レッドウィングスが3勝2敗とピッツバーグ・ペンギンズをリードして迎えたスタンレーカップ決勝・第6戦は、どことなく重い展開となりました。というのも、一昨日の第5戦は残り35秒でペンギンズが1点のビハインドを追いつき、延長へ。アイスホッケーは通常20分×3ピリオドですが、延長の4、5ピリオド(各20分)でも決着がつかず、ほぼ2試合分の試合時間が経過しようかという第3延長(第6ピリオド)9分にペンギンズ・シコラのゴールで決着がつくという壮絶な消耗戦だったのです。

今日の試合も、自力に勝るレッドウィングスが序盤から優位に進め、2点リードのまま終盤へ。ところがまたもや土壇場でペンギンズが逆襲を開始。残り1分35秒で1点差に追い上げると、ゴーリーを引っ込めて執念の6人攻撃。残り数秒でペンギンズが打ったショットがこぼれたところを詰めたものの、無情にもパックはゴールライン手前を横切ってしまい、タイムアップでデトロイトに凱歌が上がりました。

結果論ですが、デトロイト3点目となったシーンは、股間を抜かれたペンギンズのゴーリーがパックを見失い、自分のお尻でゴールラインに押し込んでしまったこと。DFが必死に掻き出そうとしたのですが、すでに遅しでした。

今季はあまりNHL中継を見なかったのですが、まるでブルーラインオフサイドライン)がないかのように優雅にスケーティングしていても、しっかりラインは気にしているんですよね。余計なファウルやアイシングなどで時計が止まる時間も短く、アジアリーグとはレベルの違いが何段もあることを実感させられました。レッドウィングスとペンギンズというカードは王道すぎていまいち興味が持てませんでしたが、試合内容はさすがの一言でした。