【関宿】川と城と梅と

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その昔に購入した「関東・小さな町小さな旅」という本に紹介されていたのが、千葉県の関宿(せきやど)でした。ここはちょうど利根川が江戸川と分岐するポイントにあって、かつては江戸に向けて氾濫を繰り返していた利根川の流れを、銚子方面に「瀬替」することによって首都の防災に備えたという歴史があります。江戸から茨城~東北方面への物質輸送は房総半島を大回りするのではなく、この関宿を経由する「内川廻し」と呼ばれたルートが主流だったようです。

関宿城博物館は、かつて水運で栄華を極めた関宿のシンボルである城を再現していて、その内部には水運や瀬替に関する展示が充実しています。また、日本庭園にはちょうど紅梅が咲いており、春の訪れを感じさせてくれました。周囲は河川敷と田園風景で、本当に空が広いのです。ストレスたっぷりの東京生活に疲れたときにここに来れば、きっと安らぎを感じられると思いますよ。

http://www.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/index2.html