WOWOWで下妻物語を見ました。この作品、結構コアなファンがいるみたいなので、一度見ておきたいと思ってたんだよね。で、びっくりしたのは、エンタの神様で「マジャ・コング」っていうネタをやっている芸人・摩邪が出演してるじゃん！ 土屋アンナにケジメをつけさせようとするレディース暴走族の一員に、見覚えのある髪型と顔がいる。まあ、あんな頭すれば似て見えるよなと思って、何気なくエンドロールを見たら「まちゃまちゃ」ってあるじゃないか。「まちゃまちゃ＝摩邪」なのは確認済みなので、これは間違いない。台詞も、あのマジャ・コングそのままと言っていい内容で、これが原点だったのかと妙に納得してしまいました。
さて、作品はナンセンスなんだけど、台詞や郊外の生活が等身大で描かれていて、なんとなく懐かしいような不思議な気分にさせてくれる。東京で暮らしていると便利な面もいっぱいあるけど、地元の商店街と車の生活も、またいいものだよね。深田恭子と土屋アンナは、好演というか怪演。タイガー＆ドラゴンのジャンプ亭ジャンプ（荒川良良）や林家亭どん太（阿部サダヲ）も出ていて、ひとクセ加えていました。くだらない作品と言うのは簡単だけど、この原作に目をつけてここまで仕上げたセンスには脱帽です。
