【NBA】オールスターの競演

オールスターはお祭りなので、勝ち負けよりもプレイの内容やアリーナの雰囲気が楽しいですね。今回は負傷などでの欠場者がやたら多かったので、ナッシュやヤオ・ミンらがスーツ姿でスタンドにいるのは寂しいですが、彼らは彼らで楽しんでいる雰囲気が感じられました。内容は、スタッツをよくしようとする選手とファンを楽しませようとする選手に分かれたように思います。

MVPは31点取ったコービー・ブライアントでしたが、持ち味を出していたのはケビン・ガーネットではないかと思います。ダンクも魅せてくれたけど、2Qに出たブロックショットが最高でした。他にも3Pを事も無げに決めたレイ・アレンや自分が何を期待されているかを承知していたシャック、楽しそうにダンクや3Pを披露したウェイド、次元の違うスピード感を示したハミルトン… リーグ戦では素晴らしい活躍をしてくれたT-Macことマグレイディが、まったく目立たなかった!

我らがユタ・ジャズ代表のオクァーは、まだまだ「スター」と呼ばれるには早すぎることを自分でもよく認識していた模様で、すっかり萎縮した内容でした。選出されて天狗になることを懸念していたのですが、これならそんなこともないでしょう。リーグ戦では、その分伸び伸びとプレイしてくれることを期待しましょう。オクァーもそうだけど、ハワードやスタウドマイヤーも派手なことをやっても、いまいち目立たない。あの個人プレイ大好きのパーカーですら輝かなかったくらいですから、やっぱりスター選手には独特の「華」というかオーラがあるんですね。