【のだめカンタービレ】まじめに3枚目役

原作コミックのファンは、きっと誰もがこのドラマに不安を抱いていたのではないでしょうか。あの世界観を忠実に再現してくれるのか、ただのおちゃらけになってしまうのではないかと… いよいよ来週は最終回を迎えてしまいますが、そんな心配は杞憂に終わりましたね。上野樹里の演技も、プロデュース・演出も冴えていて、ありがちな「擬音とともにふざけたボケで終わらせる」こともなく、ボケであっても上野が気持ちを入れて演じているのがわかります。

演奏している姿は当然スタントを入れているのでしょうが、顔を入れて映しているショットでもそれなりに演奏家っぽさを醸しだしていて雰囲気ですね。指揮棒の振り方は、さすがに本物とは差がありますが、表情は悪くないと思います。

最終回はパリ留学に向かうところで終わるみたいなので、パリ留学編でのパート2に期待したいですね。登場人物が外国人中心という難しさはありますが、シュトレーゼマンを竹中直人で押し切った制作陣ですから、Ruiもユンロンもターニャもきっと大丈夫でしょう(^^; 年明けにはフジ系でアニメがはじまりますので、こちらにも興味がわきますね。