【男子誕生】皇室典範改正は?

秋篠宮紀子さまのご出産は、取り立てて皇室に思い入れのあるわけではない僕にとってもうれしいことです。男子であろうという巷の推測通りだったのは、まあそういうことなのでしょう。ただ、僕が違和感を覚えたのは、街角でインタビューを受ける人が決まって「おめでとうございます」という発言をしたこと。皇室の方を目の前にしてそう言うなら何の不思議もないけど、テレビ局の記者にインタビューされての「おめでとう」は誰に対してのものなのだろう。もちろんマスコミ側が意図をもって編集しているのは間違いないし、日本人は「相手の期待に応えようとする国民性」ですからね…

さて、このご出産で政府は皇室典範の改正論議を棚上げするようですが、これは妥当な措置だと思います。男女平等論議と皇室の系統維持は、まったく次元の違う話だから。皇室典範は確かに法律かもしれませんが、それ以前に日本の文化であり、ある意味アンタッチャブルな規範だったはずです。相撲の土俵が女子禁制であることと同様に神事であり文化であるのだから、単なる見かけの男女平等ではなく、過去の文化を曲げてまで変更すべきものなのかどうかを国民が十分に議論を尽くすべきだと思います。

思想がどちら寄りかということではなく、それが民主主義というものだと、僕は思っています。