【DVD】ファインディング・ニモの「意味」

モンスターズ・インク」を見たら、ついついこの作品も見てみたくなったので、早速レンタルして来ました。ストーリーもなかなか練りこまれていてそれ自体も楽しめるけど、やはりこの作品の魅力は映像の美しさです。華やかな彩りで表現される海底は、グアムでのシュノーケリングケアンズ・グリーン島でのグラスボトム・ボート体験を鮮明に思い出すほど。実際は光量や屈折も問題で、ここまで鮮やかな世界には見えないはずだと思いながらも、現実以上の美しさを見せてくれたことに感動です!

そして、「モンスターズ~」同様、キャラクターの表情もすばらしかった。さすがピクサー(制作会社)だね。ニモのふくれっつらの微妙な加減がよく出ていたよ。この「ニモ(Nemo)」っていう名前は、もちろん「海底二万マイル」のネモ船長(Captain Nemo)からきていると思うけど、何を表したかったのかな? 「海底~」は海底シーンの特撮としては当時(50年前)先駆的な作品だったから、この作品を次の世代に向けた先駆的なクラシックにしたかったのかもしれないね。そして、ネモ船長の名前は"No Name"のアナグラムと言われている。ニモみたいな話は「魚の世界では(特定の誰かの話じゃなくて)どこにでもあること」っていう意味で使われているのかも。