【危険なアネキ】森山未來が存在感

かつて、このブログで「ラストクリスマス」の森山未来を酷評したような書き方をしたことがあるんだけど、この作品を見てそれが間違いだという確信を持ちました。あれは、「ラストクリスマス」の脚本が最悪だったんだね。織田裕二矢田亜希子も含めて、キャラクターの設定が意味不明で、しかも話の筋も飛躍が多い。そんな中で、三枚目のキャラを無理矢理に演じさせられていたんだろうね。

映画「世界の中心で愛をさけぶ」の真面目で一途な高校生役もよかったけど、「危険なアネキ」での複雑な思いに苛まれる研修医役では、彼の表情の多彩さがよく出ていたように思います。伊東美咲の表情が単調なだけに、特に際立ったのかも知れません。

しかし、この作品自体は、フジ月9枠の定番ともいえる「テーマが不明確で、売れ筋の役者を並べるための盛りだくさんなエピソード」を踏襲していましたね。