【柏―大分】久しぶりのゴール

ミッドウィークのナイトゲームDAZNが重く、試合を楽しむことができなかった。大分のパスも前線に届かないし、映像も止まっては動くの繰り返し。二重の意味でストレスのたまる試合だった。しかし、大分にとって久々のゴールを岩田が決め、そこから攻勢をかけられたことは大いに意味があったのだと感じる。今節帯同しなかった選手も、次の札幌戦に備えてモチベーションを上げていることだろう。

昨日、4選手の契約満了がリリースされたが、僕の予想通り三平、星、前田がスタメンに名を連ねた。昨日発表したということは、サポーターへの惜別もあるだろうし、次の職場に向けた公開トライアウトのような意味も持つはず。そして、小手川は今季のパフォーマンスからは、出場は難しいだろうと思っていたのだ。3人とも印象的なプレーは見られなかったが、苦しい時期を戦った選手たちなので感慨もひとしおだ。

そんなこともあって、今日のメンバーには納得感もあるのだが、プレースキッカーが星という点については疑問が残る。三竿や野村でもほとんど得点につながらないのだから、急造の星では無理。序盤からCKが多くあったのに、チャンスらしいチャンスを作れなかったのはプレースキッカーのいないメンバー編成にした監督に責任がある。

残り3試合になり、来季をにらんだ戦いになってきている。1億円の赤字を公表した大分にとって、相対的に年俸の高い選手の放出はやむを得ないだろう。そうなると、年俸が安く使いどころがわかっている選手を取ることになるだろうし、期限つき移籍中の坂井や川西にもチャンスがあるのではないだろうか。J3藤枝で試合を決めるゴールを続けている吉平翼を戻すことも含め、最善の対応で準備してもらいたい。