【プラハ】教会コンサート

イメージ 1

僕の好きなスメタナ交響詩モルダウ」に誘われてプラハを訪れたのは、もう8年ほど前のことです。「百塔の街」とも呼ばれるプラハですが、「東欧の音楽教師」とも。市街のインフォメーションセンターには、信じられないくらいたくさんのクラシック系の演奏会のチラシが置いてありました。せっかくだから何か聴いてみようと探していると、教会でソプラノとオルガンのコンサートが。晩秋の寒い日で、教会の中はひんやりしていましたが、地元のスラブ系の聴衆と一緒にコートの襟を立てて聴いていました。

アヴェマリア」など雰囲気を感じさせる曲をバルコニーのような場所で歌っていたので、音が石造りの建物に響きながら「降りてくる」感じでした。それは、まるで天から降臨するような厳かさで、心がとても落ち着いたのを覚えています。

プラハ城のエリアも素晴らしいけれど、モルダウ川(ブルタヴァ川)にかかるカレル橋からの眺めは最高です。8年前は、まだ資本主義的なサービスが定着しているとはいえなかったのですが、おそらくすごいスピードで観光しやすい街に変わっているのではないかと思います。