【郵政解散】亀井は被害者か?

郵政改革法案が参議院で否決されて、小泉首相は即座に衆議院を解散して国民に信を問うた。このことは、民主主義政治のセオリーとして正しいと思う。党内の反対派を公認しないのは当然だし、賛成を表明する候補を立てることにも、まったく異論はない。それなのに、マスコミはまるで亀井静香を「いじめられている」かのような取り上げ方をしている。彼が反対しているのは郵政だけじゃないし、いわゆる抵抗勢力であることは明白。それなのに、自民党の看板で勝負しようなんて考えを持っていることがおかしい。新党も作れないなんて、政治家としての力量も疑うよ。

朝日をはじめとするマスコミも、世論調査が意外にも小泉優位なことに驚いて、トーンダウンしちゃったみたいだね。イラク人質事件のとき同様、マスコミは世論を読み間違えているというか、まだ自分たちが世論を操作できると思っているところが大間違いだ。「民主党が政権」なんて報道もあったけど、現状の野党はまったく受け身で、論点も対案もない。憲法9条だけがレーゾン・デートルの某政党は、消滅しなくて済むんだろうか・・・